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ロールプレイング方式とは
ロールプレイング方式とは、「役割演技法」ともいわれ、現実に近い場面を設定して、職員にある一つの役割を演じさせることによって、その役割の特性を自ら学ばせたり、現実に立ち向かう問題解決能力を身につけさせる演習の技法をいう。
危機管理演習においては、実際に災害が起きた場合と同じような環境(被害の発生状況や関係機関の行動等)を設定し、その中で対処する災害対策支部の活動について演習しようとするものである。
ロールプレイング方式による危機管理演習の組織を大きく分類すると
(1) 演習統監
(2) 指揮部(コントローラーとも呼ぶ)
(3) 演習部(プレーヤーとも呼ぶ)
の3つに分かれる。
指揮部(コントローラー)は、企画統制班、状況付与班、評価班に分かれ、演習部(プレーヤー)は、演習対象組織に応じて班を構成する。
演習組織構成のイメージを図1に示す。
●図1:演習組織構成のイメージ
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