平成の大改修など、段階的に安全性の向上を図ってきましたが、全川を通してみると現在の治水安全度は未だ十分ではなく、戦後最大洪水である昭和61年8月洪水と同規模の洪水が発生した場合には、甚大な被害が予想されます。
連続堤防の整備が困難な狭窄部では、浸水被害が頻発しており、早急に地形特性に応じた対策が必要です。
※内水氾濫:支川からの水が本川に排水できなくなり、支川合流部付近で生ずる氾濫
平成の大改修により外水氾濫被害が軽減された一方で、内水氾濫被害が顕在化しています
郡山市などの市街地を抱える上流部では下流部に比べ安全度が低いため、上下流バランスに配慮しつつ効率的に治水安全度を向上させる必要があります。