3.評価結果
(1)交通混雑の緩和
●事業前について
・国道4号の交通量は微増傾向となっています。一方、旅行速度は低下傾向にあります。
・平成12年度の交通量は、30,095台/日、混雑時の旅行速度は29.0km/hでした。
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●事業後の予測について
・4車線拡幅完成後、平成32年時点の交通量予測から混雑度の算定を行った結果、0.69と大幅に緩和される見込みです。 |
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このように一般国道4号 本宮拡幅事業によって、交通混雑が緩和されることが確認されました。 |
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(2)交通事故の減少
●事業前について
・事業区間の2車線区間では、渋滞が発生し速度が低下しています。そこへ前方不注意車が衝突する事故が多発しています。
・平成2年から平成11年までの総事故件数は、126件。
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●事業後の効果について
本宮拡幅の整備による、交通事故減少便益額は40年間で14億円と算定されます。 |
このように一般国道4号 本宮拡幅事業によって、交通事故が減少することが確認されました。 |
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(3)費用と効果の確認 |
これらの効果のうち、金額的に換算できるものを将来的にわたって足し上げた便益は696億円、これに対して、建設や維持管理にかかる費用は251億円です。
費用便益を比較した費用便益比は2.8となり、事業実施の意義を確認しました。 |
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