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一般国道4号 本宮拡幅事業(大玉村区間)の評価結果

1.事業の概要

 本宮拡幅は、一般国道4号本宮町・大玉村の (1)交通混雑の緩和 (2)交通事故の減少 を目的とした事業です。

2.広域図、事業概要図




事業名 事業区分 事業主体 起終点 延長
本宮拡幅
(一般国道4号)
一般国道 直轄 自:福島県安達郡本宮町大字荒井字陣場
至:福島県安達郡大玉村大山字堂ゲ久保
8.9km
(4車供用済4.8km)
事業化年度(元区間) 事業化区間変更年度 担当地方整備局 担当事務所 道路名
昭和53年度 平成14年度 東北 福島河川国道事務所 一般国道4号

3.評価結果

(1)交通混雑の緩和

  ●事業前について

  ・国道4号の交通量は微増傾向となっています。一方、旅行速度は低下傾向にあります。
  ・平成12年度の交通量は、30,095台/日、混雑時の旅行速度は29.0km/hでした。



●事業後の予測について

 ・4車線拡幅完成後、平成32年時点の交通量予測から混雑度の算定を行った結果、0.69と大幅に緩和される見込みです。




このように一般国道4号 本宮拡幅事業によって、交通混雑が緩和されることが確認されました。  
(2)交通事故の減少 

  ●事業前について

  ・事業区間の2車線区間では、渋滞が発生し速度が低下しています。そこへ前方不注意車が衝突する事故が多発しています。
  ・平成2年から平成11年までの総事故件数は、126件。
●事業後の効果について

 本宮拡幅の整備による、交通事故減少便益額は40年間で14億円と算定されます。
このように一般国道4号 本宮拡幅事業によって、交通事故が減少することが確認されました。 
(3)費用と効果の確認
費用便益比 2.8  


これらの効果のうち、金額的に換算できるものを将来的にわたって足し上げた便益は696億円、これに対して、建設や維持管理にかかる費用は251億円です。 費用便益を比較した費用便益比は2.8となり、事業実施の意義を確認しました。   

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