最上川の適正な維持管理
適正な維持管理のために、春夏秋冬絶えず変化する自然と協調しながら、効果的・効率的な河川巡視を実施するとともに、堤防、水門等の河川管理施設が適切に機能するように、堤防の除草、水門等の操作及び修繕、護岸の補修等を実施します。
また、洪水時の流下を阻害する河道内樹木についても環境に配慮しながら伐採を進め、災害による危険性を低減します。
老朽化が進んだり、機能が低下した施設については、機能回復のための改良を行い、地域の安全・安心を確保します。
河川巡視状況
河川巡視状況(不法投棄物の確認)
堤防除草
流量観測
河川等災害復旧事業
洪水や地震により、河川管理施設が被災した場合や河岸洗掘が生じた場合には、迅速に災害申請を行い再度被災することを防ぐため災害復旧事業にて早期復旧に努めます。また、被災箇所の復旧だけでは十分な施設機能が確保されない場合には、災害関連事業にて周辺部も含めた一連区間の対策も併せて改良復旧を行います。
油流出事故対策
油流出等の水質事故が発生した場合には、取水や生態系への影響を最小限にとどめるために迅速な対応が必要になります。
このため、関係機関で構成する最上川水系水質汚濁対策連絡協議会での情報共有や連絡体制の強化を図るとともに、広報等により注意喚起を実施しています。
油流出事故対策
重要水防箇所の合同点検
「重要水防箇所」は洪水が発生した場合に、危険が予想され、水防活動において重点的に見回り点検が必要な箇所です。事前に定めておくことで洪水が発生した際に効率的に点検を実施することができ、危険箇所の早期発見につながります。また、万が一の時には素早く適切な処置を施すことができます。そのため、毎年本格的な出水期前に関係者(水防団、消防署、警察署、市町、県等)による合同巡視を実施し周知を図っています。
合同点検実施状況