2-(4) 主要な地点における流水の正常な機能を維持するため必要な流量に関する事項
 高屋地点から下流における既得水利としては、農業用水として28.2m3/sec、水道用水として0.6m3/sec 、工業用水として1.2m3/secの合計約30.0m3/secの許可水利と農業用水として0.2m3/secの慣行水利がある。
 これに対して高屋地点における過去40年間(昭和33年〜平成9年)の平均渇水流量は約82.9m3/sec、平均低水流量は約160.6m3/secである。
 高屋地点における流水の正常な機能を維持するため必要な流量は、利水の現況、塩害の防止、動植物の保護・漁業等を考慮し、概ね60m3/secとする。
 なお、高屋地点下流の水利使用の変更に伴い、当該水量は増減するものである。
 
最上川水系図