立谷沢川流域(庄内地方)
源流の月山から清川で最上川に合流するまで約39kmの河川。上流部は険しい山岳地帯で、極めて急な傾斜で川幅が10〜30mのV字型をしている。地質は著しくもろく弱っている。 |
銅山川流域
源流の月山から大蔵村清水で最上川に合流するまで約37.5km。随所に崩壊が発生しており、土砂流出の著しい河川。 |
寒河江川流域
流路延長約58.5km。朝日山系の大朝日岳を水源とする寒河江川本川と、月山山系を水源とする大越川、四ツ谷川の主要河川が、寒河江ダム地点で合流している。月山山系特有のもろい地質のため、荒廃が進んでいる。 |
角川流域
月山山系高倉山を源とし戸沢村古口で最上川に合流する、流路延長約36.6kmの河川。多くの地すべり地が分布している。流域の全て一般荒廃地で、雨や雪が多く降るため、崩壊地での植生の復元が遅れ、山地からの土砂の流出が活発な河川である。 |
鮭川流域
鳥海山系の水無大森山から奥羽山脈の神室山を結ぶ秋田県境を分水嶺とし、真室川を主要支川とする約49.0kmの河川。山地部の崩壊や渓谷沿いの崖浸食が甚だしく、雨や雪も多く降るため、洪水時や融雪期には山地からの土砂を一挙に押し流し、土石流となって家屋や耕地を襲う危険性のある渓流が多く分布している。 |
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【おもな地すべり対策事業】
豊牧地区 (593.6ha)
銅山川の支川、赤松川に沿って分布する地すべり地。昔、肘折火山が大噴火したときの火山灰(シラス)が堆積してできた丘陵地。 |
平根地区 (301.9ha)
昔、肘折火山が大噴火したときの火山灰(シラス)が推積した台地地形を程している。 |
黒渕地区 (96.8ha)
地すべり地内には、国道47号線が横断しており、幅約650m、奥行き約600mと大きく、二重三重の滑落崖を形成している。 |
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ここで紹介している事業は、国直轄事業のもので、地域住民のすぐそばでも対策を行うため、水系全体で国と県が事業を行っています。
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●関連事項/ |