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最上川文化館 > 仏像
釈迦涅槃像
 江戸中期、西廻り航路の発見や最上川舟運の発達で、紅花交易によって様々な京文化が県内にもたらされました。最上川舟運の中継地として大いに栄えた大石田の乗船寺には、京仏師がつくった釈迦涅槃像があります。この仏像は、芭蕉の旅からまもなくの元禄7(1694)年に寄進されました。全長は2mを超え、全国でも珍しい大きな涅槃像です。整ったお顔には安らかなほほ笑みをたたえており、「寝釈迦様」と呼ばれ敬愛されています。山形の寺まで運ばれるはずが、最上川を上って大石田に着いたところ、どうしても動かなくなってしまい、ここを有縁の地として乗船寺に安置された、と伝えられています。境内には歌人斎藤茂吉の墓や正岡子規の句碑もあります。


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