サケが川をのぼるとき、通っていく道があります。岩が岸の方から川につき出ている下流に大きな渦巻きができ、サケはここを通って上流に向かうのです。ここを巻といっています。この巻に「四ツ手網」をしかけてサケを捕まえるのが「巻」漁です。漁師は網に結んだ「サワリ」糸を小屋まで引き込み、それを手で持って〈鈴をつけるところもあります〉待機します。のぼってきたサケが網に入ったことが漁師に伝わると、いっきに引き上げて生け捕りにするのです。しかし流木をサケとまちがって、網を上げてしまうことがよくあったそうです。
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資料提供:本合海エコロジー
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