サケはアユとは反対に、秋になると産卵のため自分の生まれた川にもどってきます。そして湧き水の出ている産卵に適した場所を見つけると、川底を掘って「ホリ」といわれる産卵床を作ります。この産卵床の五mほどの下流に、モンペ網〈網の形が、昔女の人たちがはいたモンペといわれるももひきの形に似ていることから、この名がついた〉というかわった形の網を仕掛け、流れくだったサケが入るのをまつのが「モンペ網」漁です。この漁は産卵床に木くずなどが入ると、それをくわえて下流に捨てるサケの習性を利用したものといわれています。
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資料提供:本合海エコロジー
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