横川堰の歴史
上山南部は、昔から農業地帯で、川の水を利用して米作りを行っていましたが、10日も雨が降らなければ干上がってしまうという状況が続いていました。そこで山を越えた宮城県側を流れる横川の豊富な水を得るため、1821年、村人達の堰建設工事が始められたのです。しかし実際に他県から水を引くための許可がなかなか得られず、何度も工事は中断されました。その後幾度も水を引くことの請願を重ね60年を経過した頃、ようやく水を引くことの許可が下り、たくさんの労力をかけて、1881年やっと堰が完成しました。当時、水路は延長3qあり、その後改修や整備によって現在は1.6qが使用され、上山市の水田を潤しています。 |
|
|
●関連事項/ |